2010年 01月 29日
竹と和紙 |
虚空蔵さんの神社には坂道を登っていくのですが入口には参拝者用に、杖が置いてあります。
良く見ると節のある竹だったのですが、これは布袋竹(ほていちく)と呼ばれ布袋さんのお腹のふくらみに似ていることからそう呼ばれます。
真竹(まだけ)の一種で五三竹(ごさんたけ)・こさん竹とも呼ばれ、八女ではこの竹で杖や釣竿の材料として使われています。
祓い具は、木の棒に切り込みを入れた和紙を重ね、麻紐が括りつけられています。
コピー用紙など洋紙(ようし)と言われる紙は繊維が絡まっているのではなく、細かく砕いた原料を糊で固めただけので、祓い具に使うとすぐ紙が切れてしまうので和紙を使うそうです。
最近では、いろんな場面で八女和紙や竹が使われていることに気づきます。
by yame-kougeikan
| 2010-01-29 16:46
| 八女の祭り