2010年 08月 31日
思いを切り絵に |
朝晩だいぶ涼しくなってきましたが、まだまだ残暑が続きます。
さて、これは何でしょう?
これは切り絵作家、松原真紀さんの、切り絵制作の途中のものです。
正解は、くらげ。
ゆらゆらと揺れるくらげが、どんな作品になるのかとても気になります。
切り絵をする際には、下絵と紙の2枚一緒に切り抜いていきます。
松原さんは切り絵を習った訳では無く、独自で始められたので、切り絵のやり方も独自。
初めはよく分からず、紙の下にダンボールを敷いて切っていたとか。
工程の中では、下絵を考えるのが一番集中するそうで、テーマから構図・色合いなど下絵の段階でイメージを決めて作ります。
細かく下絵に切り抜くところと、残す部分の指示は書かれていませんが、松原さんの頭の中で出来あがりのイメージがあるので、間違うことはあまり無いそうです。
作品は綺麗なものを見たり、美しいと感じた時など、感動した時に思い浮かぶそうです。
松原さんの切り絵は、とても繊細なので、切り絵もとても細かいのです。
集中しながら、しかし話しながらでも作業をサクサク進めていかれます。
松原さんは、八女手すき和紙を使っても作品を作られますが、和紙の原料の楮の繊維をザクザクと切り抜く、その感覚がとても好きだと話されました。
それに和紙だと、切っていても疲れないということです。
作業をされている松原さん自身も切る作業が一番好きで、徐々に作品が出来あがっていく様子確認される様子がとても楽しそうでした。
さて、松原さんも使われる八女手すき和紙。
この八女手すき和紙を使ったランプシェード作りが、明日のNHK福岡の総合番組「ぐるっと8県九州沖縄の中で放送されます。
時間は午前11時45分からの放送予定です。
ぜひご覧下さい。
NHK福岡「ぐるっと8県九州沖縄」
「和紙のランプシェードを作ろう!」
放送時間:11:45~(6分程度)
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by yame-kougeikan
| 2010-08-31 13:15
| 新しいモノづくり