2010年 07月 27日
竹財を活かす |
今のように乾燥機のない時代は、天気になればさっと干し、雨が降ればすぐ取り込んで大変だったそうです。
今年はとくに長雨の梅雨だったので、竹皮が濡れてカビが生えたり変色して残念ながら、あまり良い竹皮が採れませんでした。
竹皮は、成長した竹の子が皮を落とすこの梅雨時期にしか採取できません。
特に左端のものは点がほとんどなく、上等とされます。
もし星野・浮羽方面を通られる時、竹藪がありましたらそれは白竹かもしれません。
(参考資料:星野村史より)
白竹皮の商売が盛んで、星野村では林業に継ぐ収入があったそうです。
今回の取材で、白竹が意外と多く自生していることを知りました。
しかし地元にある貴重な財産ですが整備する人も少なく、それを活かしていくにはまだまだ課題がありそうです。
by yame-kougeikan
| 2010-07-27 12:02
| 竹細工