2010年 05月 20日
熟成石けん |
これは19時間後の状態。
昨日の状態より、さらにとろみが増してカスタードクリームのようです。
この状態の時はまだ、鹸化(けんか)の途中で、強アルカリ性なので取扱には十分気を付け、小さいお子さんや、石けんだと知らない方が間違って食べないようにご注意ください。
この時、空気が入らないように型をトントンと軽く叩いて空気を抜きながら流し込みます。
なるべく表面も平らな状態にして、これをなるべく空気に触れないように24時間寝かせます。
角田さんのお宅では、発砲スチロールの箱に入れて寝かせておられました。
その後、箱から出した状態で約3週間ほどさらに乾燥させます。
これは、柑橘系の皮を入れて作った約3週間後の石けんです。
一個一個、自分の好きな大きさにカットしていきます。
これは、八女茶の抹茶石けん。
この状態になると、だいぶ鹸化も終了し、phも落ち着いて石けんの状態になっています。
さらに断面を乾燥させて、マルセイユ石けんの出来あがりです。
寝かせる時間や、乾燥時間を含め最低4週間はかかりますが、コツさえつかめれば失敗なく作れるそうです。
時間をかけて作られるので、熟成させたチーズのようでもあります。。
昔の石けんは、お風呂場に置いておくとドロドロになっていましたが、マルセイユ石けんも同じです。
湿気や水気のある場所では、使った後違う場所に移して使用するといいそうです。
角田さんは八女ならではのオリジナル石けんを色々作っておられ、色味や香りも様々で使うのが楽しくなります。
八女は素材が沢山あるので、次はどんな石けんが出来るのか楽しみです。
by yame-kougeikan
| 2010-05-20 10:15
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