2010年 02月 23日
竹のお茶道具入れ |
この作品は完成前のもので、山ノ内さんが編んだこの箱は別の会社で一閑張りされた後、漆が塗られ籃胎漆器となって販売されるそうです。
籃胎漆器加工しなくても、竹の編み目が十分綺麗ですね。
丈夫なように蓋は二重の作りになっており、さらに模様を変えて二通り楽しめるように工夫されています。
この中に急須や湯飲み・茶筒など、お茶セットが一式入っており、お湯さえ準備すればすぐお茶が飲めるので便利です。
抹茶道具一式を入れてもいいですね。
山ノ内さんが形から柄まで独自に考え、賞を取られた作品です。
徐々に飴色に変っていくそうで、このカゴもいい感じの色になっていました。
カゴの内は一閑(いっかん)張りがされ、和紙が張ってあるので軽いけれど丈夫です。
そしてカゴの蓋の裏側が、お盆になるという優れもの。
機能的で、とても細かいところまで考えて作られていました。
by yame-kougeikan
| 2010-02-23 13:36
| 竹細工