2010年 02月 22日
竹の編み方 |
この日は竹細工の素となる竹ヒゴを作っておられました。
竹細工は職人さんによって、作り方も作る物も違います。
八女伝統工芸館で実演をされている樋口精一さんは、10メートルほどの長い竹ヒゴを使われ、主に荒物(あらもの)と呼ばれるザルやショウケ、カゴなど丈夫な道具を作られます。
用途によって、作り方は違うそうですが、この日見せてもらったやり方は、最初に竹を平面に編むやり方。
これは網代(あじろ)編みの一種、菱(ひし)網代編み。
これは丸いカゴを作るので丸い底部分の形に合わせて丸く切り抜いたもの。
竹のコースターみたいですね。
この編み方も網代編みの一種、桝(ます)網代底編み。
丈夫にしたいときは、底に十字に組んだ竹を差し込んだり、作る物によって技法を使い分け編んでいかれます。
花模様は山ノ内さん独自で考えて作られたもので、建具の装飾などに使われるそうです。
八女伝統工芸館内に展示されている竹の編み方130種類は山ノ内さんの息子さんが製作されました。
様々な竹の編み方の種類は圧巻です。
ぜひご覧ください。
竹の編み方見本130種(八女伝統工芸館入口)
〒834-0031 福岡県八女市本町2番地123-2
TEL:0943-22-3131
営業時間:9時~17時
定休日:月曜日 ※2月・3月は月曜日も開いております。
by yame-kougeikan
| 2010-02-22 13:28
| 竹細工