2010年 02月 12日
仏壇の屋根の原型 |
仏壇の形というのは宗派の寺院の建築様式を模して作られています。
西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で、東本願寺は真宗大谷派の本山です。
もともとは本願寺として一つの寺でしたが、徳川家康によって西と東に分けられました。
本願寺は豊臣家とつながりがあり、本願寺の勢力を分断するため分けられたという説があります。
八女にも西本願寺派と東本願寺派があり、「お西(にし)さん」・「お東(ひがし)さん」とも呼んでいます。
写真は西本願寺で、屋根は一重屋根で瓦は11万枚以上使われています。
2012年(平成24年)は宗祖の親鸞聖人が亡くなられて750回忌。
その為、様々な法要行事が行われるのに合わせ、去年西本願寺・東本願寺共に大修復工事が終わったばかりでした。
西本願寺の屋根と同じく、八女福島仏壇の西本願寺派の屋根も一重屋根となっています。
宮殿とは主に仏壇の屋根や屋根周辺の装飾部分をいいます。
世界最大の木造建築で瓦は17万枚以上使われているそうです。
どちらの建物もかなり大きく、人が小さく見えます。
仏壇は細かなパーツを一つ一つ作りながら組み立てて、ミニチュアサイズの寺院を作ると考えれば、まさにプラモデルですね。
by yame-kougeikan
| 2010-02-12 10:56
| 八女福島仏壇