2010年 01月 20日
童男山ふすべ |
「童男山ふすべ」とは八女市山内地区にある童男山古墳で行われる地域行事で、徐福(じょふく)という秦からの使者を弔う行事です。
今年は同じく徐福伝説の残る韓国巨済市(こぜど)からもお客様がみえていました。
「童男山ふすべ」は八女市川崎小学校の皆さん、1年生から6年生全員が古墳周辺を掃除し、6年生が徐福伝説を紙芝居で伝えます。
しかし徐福は村人が介抱してくれたことに感謝し亡くなったということです。
村人は、その徐福の霊を毎年火を焚いて慰めるという行事が今も続けられています。
「ふすべ」とは「燻(ふす)べる」から来ていて、火を焚いて煙でいぶすという意味です。
この行事で、先祖の暖かい心を知り伝えていって欲しいと続けられています。
八女伝統工芸館で竹細工の実演をされている樋口さんもお世話されていました。
来られた方に、竹のお箸を配っておられましたよ。
荷物はもちろん、ご自分で作られた竹細工の背負いカゴに入れて持ち運んでいらっしゃいます。
今の時期は、近くの畑で育てた大根を入れてご自宅まで、しょって帰るそうです。
この地区は竹林が多いと思ったら、竹細工が盛んな地域だそうです。
八女の竹細工は使いやすいよう、丈夫で軽く実用的なので、いろんな地域の行事でもよく目にしますね。
さてお知らせです。
明日21日からアクロス福岡で八女の伝統工芸品展が開催されます。
イベントでは手漉き和紙の体験(有料)や、八女の特産品の販売、八女茶の販売もおこないますので、ぜひお越し下さい。
八女の伝統工芸品展
期間:1/21(木)~1/24(日)
場所:アクロス福岡2F匠ギャラリー
時間:10~18時(最終日16時まで)
お問い合わせ:092-725-9100
八女の特産・工芸品の展示販売のほか、仏壇・提灯の実演、仏壇・手漉き和紙体験(有料)を行います。
by yame-kougeikan
| 2010-01-20 13:41
| 八女の祭り